確率的発想法~数学を日常に活かす
- まとめ
・不確実性の出処は「未来の時間」と「知識の不足」
・フィッシャーの最尤思想は「現実に起きているできごとはもっとも起きやすい出来事であると考えるのが妥当」という発想
・ベイズは結果から原因を探る逆推定→ファックス
・効用関数は消費量をインプットして満足度をアウトプットする関数
・期待値、大数の法則は客観確率。ベイズ逆推定や期待効用基準は主観確率
・損失余命とリスクベネフィット。リスクを平均的な損失余命で計り、政策評価。しかし、市場における価格システムが欠如している
・自動車の社会的費用。自動車がなかった世界なら得られたはずの安全性を確保するためにはいくらかかるか←余命等を平均値で算出しないで計算できる
・リスクは確率はわかっている。不確実性は確率すらわからない。ナイト
・エルスバーグ・パラドックス。壷
→足して1にならない確率。キャパシティ、非加法的確率理論、ナイト流不確実性理論
→マルチプル・プライヤー。考えられるオッズ全ての期待値計算し、最小値=マルチプル期待値で比べる=マックスミン原理
・コモン・ノレッジ。個人の知識の足し合わせ≠集団知識。株価暴落の説明
・ベイジアン+経験推測
→事例ベース意思決定理論。オッズだけでなく、ステイトすらわからない
→帰納論的ゲーム理論
・確率には時制が必要。ニューカムのパラドックス。過去における過誤を修正して最適化する行動。過去に対して支払いする意思と欲求をもっている。障害者を見て初めて障害に対する保険を払う
- 作者: 小島寛之
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2004/02/29
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